【Google】対話型AI「バード」日本語・韓国語も対応

　グーグルは今年3月、バードの限定公開を米国と英国で開始。このたび日本語と韓国語での提供を始め、今後40言語で使えるようにする。グーグルのGメールや文書作成ツール「グーグルドキュメント」などとも連携させ、バードのチャット機能で得られた回答をメールの作成などに使えるようになるという。

　バードを支えているのは、ネット上の膨大なデータを集めて訓練した「大規模言語モデル（LLM）」と呼ばれる技術。グーグルが今回公表した、新たな言語モデル「パーム2」は100以上の言語に対応し、25の製品に搭載されるという。

　新たなパーム2は、100以上の言語のデータで訓練され、翻訳機能を改善させた。訓練データには多くの科学論文やソースコードなども含まれており、推論やコンピューターコードの生成などの能力を高めたという。グーグルはこの日、グーグルの主力製品である検索エンジンにも生成AIを搭載する方針を示した。（サンフランシスコ=五十嵐大介）

朝日新聞　2023年5月11日 4時35分
https://www.asahi.com/articles/ASR5C1DQBR5BUHBI03B.html